
京都に関する統計を掲載している、京都市統計ポータルでは京都市の人口や消費など、京都に関するあらゆる統計が掲載されています。
京都が好きな僕はほぼ毎日「何か面白い数字ないかな」と思いながら眺めています。数字が好きというより京都が好きで京都に関する数字が気になってる感じです(統計オタクではないです)
そんな京都に関する数字の中から今回は「え!?意外かも!」と思った数字をご紹介します。
日本で1番ビールの消費量が多いのは京都市
はい、タイトルが既に結論です。
京都市統計ポータルの2018年度のデータによると、京都市の1世帯あたりのビール消費金額は年間平均で15,833円。
これは京都市が全国で1番だそうです。
京都市の世帯数は約72万世帯だから、京都市のビールの市場規模は113億9,976万円ほどですね。
京都は"和"のイメージが強く、料理だと京都=日本料理やおばんざいというイメージがあり、それにともなってお酒も日本酒のイメージを持っている方も多いんじゃないでしょうか?
実際に京都市伏見区には日本を代表する酒蔵が多数あり、日本酒のブランド力もある地域だと思います。
その為、ビールの消費量が日本一というのは個人的にちょっと意外な数字でした。
なぜビールがよく飲まれるのか
日常は京都人もビール。
ビールがよく飲まれる数字的根拠を探しましたが、説得力のある数字は見つかりませんでした。
なので、ここからかなり仮説と推測になります。
お酒を飲むシーンをイメージしてみます。
1)個人宅
2)外食(地元民)
3)外食(観光客)
大きく分けて、この3つのパターンだと思います。
おそらく、京都=和というイメージを強く持っていて、食事のシーンでもその期待を求めるのは主に観光客ですね。
観光客の中には「やっぱり京都にきたら京都らしいもの」と考える方と、「とりあえずお酒!(なんでも良い・出張族とか?)」と考える方と、「いつも飲み慣れたもの(外国人とか?)」のパターンに分かれると思います。
なので、観光客向けの飲食店でもビールは必ず置いてあります。夏なんかは観光客の多い先斗町でも店先にビールのポップやサーバーが並びます。
ということで、和のイメージを持つ京都市街の観光客やビジネスパーソンでも食事の際に日本酒という訳ではない。
そして、次に個人宅を含めた地元民がお酒を飲むシーンは、これもやはりビールが多い。
飲食店のメニュー構成を考えてもビール推しのお店が多いですし、スーパーや酒屋の売り場面積を見ても日本酒よりビールの方が消費されていることは予測できます。
やはり京都とは言え、日常は日本酒よりもビールですね。
京都は意外と京都生まれのこってり系のチェーンが多い
天下一品や餃子の王将など、味が濃い、どっちかというとこってり系のチェーン店で京都生まれのブランドは割と多いです。
食事に関してもこってりな味を好む京都人は多いです。
食事をしながらお酒を飲むことを考えてみても、やはり日本酒よりビールですよね。天一や王将なんかは特に。
そういう食文化のことも考えると、まあ京都人がビールをよく飲むのはイメージ的には意外かもしれませんが、まあ理解できるかなというところです。