
今回も京都に本社がある企業について書いていきます。今回ご紹介する企業は、株式会社 京写です。
株式会社京写さんはプリント配線板メーカーとして事業を行っている会社で、元々は京友禅の捺染(布地に模様を印刷する染色方法)用スクリーン型メーカーとして発足した会社です。
株式会社 京写の基本情報
まずは簡単な会社概要からご紹介します。
株式会社 京写の会社概要
会社名 | 株式会社 京写 |
本社所在地 | 〒613-0024 京都府久世郡久御山町森村東300番地 |
代表者 | 代表取締役社長 児嶋一登 |
設立 | 1959(昭和34)年2月14日 |
従業員数 | 292名(単体)、1,273名(連結) ※2020年3月末現在 |
事業内容 | プリント配線板の製造及び販売 実装搬送治具の製造及び販売 |
京写は1951年5月に京友禅染めの捺染用スクリーン型の製造販売から始まった会社です。創業当社は個人事業でしたが、1959年2月に「株式会社京都写真型」として法人化しました。
1967年12月に現在の本社所在地(京都府久世郡久御山町)へ移転し、プリント配線板の製造開発を行うようになります。1982年11月に社名を「株式会社京写」へ変更し、1999年11月には現在の株式会社東京証券取引所JASDAQ市場に株式上場しました。
株式会社 京写の事業規模

2020年3月度の決算資料では、京写の売上高は190億2千2百万円で、経常利益が9,800万円ということでした。売上高・経常利益共に前期実績を下回っている理由はコロナによる市場環境の変化によるものでしょう。

売上の構成比を見ると、両面版と片面版でほとんどの売上を占めていて基盤の製造販売が事業の柱であるとわかります。
その他に関しては、実装が好調のようです。実装とはプリント配線板関連の実装及び実装搬送治具事業のことです。
2008年に事業拡大の為に岡山県津山市の実装会社「三和電子株式会社」を子会社化していますが、こちらが伸びてきているということですね。