京都市下京区の烏丸室町を少し西に行ったところに繁昌社(はんじょうしゃ)という商売繁盛や諸芸上達を祈願する神社があります。元々は班女といい、三女神を祀る神社だったようです。班女と繁昌が同音であることから商売繁昌の神社として男女ともに参拝するようになったみたいですね。

繁昌社(はんじょうしゃ)の基本情報

【住所】
〒600-8433
京都府京都市下京区繁昌町308

【最寄り駅】
地下鉄烏丸線 四条駅6番出口(徒歩4分)

【Google マップ】
https://goo.gl/maps/7mnK6mMc1QdPJj9GA

繁昌社(はんじょうしゃ)の由緒など

以下神社内の案内より。

繁昌社の祭神は宗像三女神、田切姫命(たきりひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、湍津姫命(たきつひめのみこと)である。三女神は海上交通の神で、商品流通の守護から「市の神」として信仰されている。江戸時代には、功徳院と号し、真言宗の僧によって管理されていたが、明治の神仏分離により神社だけが残った。

繁昌社は元「班女ノ社」とも、「半女ノ社」とも称し、牛頭天王の妃針才女を祀り、それが転訛し班女になったと伝える。

また、「宇治拾遺物語」巻三の中に「長門前司の娘が亡くなった後、遺骸を運び出そうとしたが動かず、塚になった」と記す。この塚が、社の北西方向(仏光寺通に抜ける小路の中ほど)に現在も残っている「班女塚」だと伝える。

後世の書物に、「班女と繁昌は同音の為、男女参拝し子孫繁栄を祈願する」と書かれ、縁結びの神として詣でられる他、市杵島姫命は仏教の「弁財天」と解されることから、商売繁盛・諸芸上達の利益があるという。


海上交通の神ということから、商品流通の守護である「市の神」というところが商売繁昌に繋がることが昔ながらの信仰だなと感じます。

今は物流のインフラが発達していますが、昔は商品を無事に運ぶことも相当難易度が高かったと思うので運ぶことがまず商売する上である一定のハードルになっていたことでしょう。

そこを守護する神は商売繁昌に欠かせないという精神的な支えになりうることは想像できます。

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